PerlQt移植ヒストリ(第6回)

PerlQt/Embeddedを2.105-p0.02に更新した。
今回の更新により、付属のサンプルで動作するものには全て対応した。
QPE関連がまだまだなのでゴールは遠いが、少しずつでも向かって行くつもりである。

更新内容

  • bitBltをQt::PaintDeviceに実装した。同クラスはQt::Widgetのベースとなっているため、全ての表示オブジェクトがbitBltを実装したことになる。これにより、以下のサンプルが動作した。
    • examples-2.0/hello/hello
    • examples-2.0/biff/biff
  • keyReleaseEventをQt::Buttonに実装した。このメソッドが定義されていなかったために、ボタンにフォーカスを当て押したスペースキーを離しても、押された表示のままだった。
  • qt/qdrawutil.hに定義されているQt::Painter関連の関数を全て実装した。その中のqDrawShadePanelを実装することにより、以下のサンプルが動作した。
    • examples-2.0/life/life
  • addMultiCellLayoutをQt::GridLayoutに実装した。これにより、以下のサンプルが動作した。
    • examples-2.0/widgets/widgets
  • 中身が未実装のnewcopyをQt::PointArrayに実装した。また、親クラスのduplicate、size、count、isEmpty、isNull、resize、truncate、fill、find、contains、sort、bsearchも実装した。これにより、以下のサンプルが動作した。
    • examples-2.0/drawdemo/drawdemo

今後の課題

  • Menuボタンの対応
  • 複数行エディットクラスの日本語対応
  • QPE関連ダイアログの実装
  • その他のバグ修正
  • 日本語マニュアルの作成